【ロープワーク】バタフライ・ノット Butterfly knot | 中間者結び

「バタフライ・ノット(Butterfly knot)」日本語で「中間者結び」をご紹介します。
バタフライ・ノットは輪っかの大きさを固定して結ぶことができます。輪っかの大きさを可変にしたい場合はスリップ・ノットを使用します。
バタフライ・ノットは一般的なキャンプで使用する機会はあまりないかもしれませんが、トラッカーズ・ヒッチのアンカー部分にこのバタフライ・ノットや、前回ご紹介しましたスリップ・ノットを使うことがあるのと、あとでご紹介しますデイジー・チェーン(ハンギング・チェーン)っぽい物も作れるので、このロープワークも覚えておくことをオススメします。
それほど難しい結び方でもありませんからね。
バタフライ・ノット
ロープの途中に大きさを固定した輪っかを作りたい場合にバタフライ・ノットで輪っかを作ります。
今回のバタフライ・ノット、ロープの中間部分に輪っかを作るので、右手側が端(先)、左手側が元ロープといういつもの感じではなく、ロープの中間部分で結び目を作るロープワークになります。
左手にロープを3回巻き付けていきます。
1巻き。
2巻き。
3巻き。
2巻目に巻いたロープを1巻目に巻いたロープの下を通します。
それをそのまま1巻目と3巻目の上に持ってきます。
さらに1巻目と3巻目のロープを巻き込むように2巻目のロープを1巻目と3巻目のロープの下に通します。
この形を崩さないようにロープが巻かれている指を引き抜きます。
2巻目の輪っかになった部分とロープの端と端を引っ張って、
キツく締めれば、
バタフライ・ノットの完成です。
裏から見た結びめはこんな感じ。
解き方も簡単で、
逆八の字っぽくなっている部分を中央から引き抜くと、
こんな感じに、
簡単に解けます。
ロープの結び方の覚え方は次の通り。
ロープの結び方の覚え方
左手にロープを3回巻いたら2回目に巻いたロープを下から左側に通して1回目と3回目に巻いたロープの上を巻くようにもう一度左側に下から通す、と覚えましょう。
輪っかの大きさは最初に指に巻くときに決めます。先程は4本指に巻いて輪っかを作ったので、復習も兼ねて今度は2本の指に巻いて小さめの輪っかを作ってみます。
1巻目。
2巻目。
3巻目。
2巻目のロープを1巻目の下を通します。
それをそのまま1巻目と3巻目の上に持ってきます。
さらに1巻目と3巻目のロープを巻き込むように2巻目のロープを1巻目と3巻目のロープの下に通します。
この形を崩さないようにロープが巻かれている指を引き抜きます。
2巻目の輪っかになった部分とロープの端と端を引っ張って、
キツく締めれば、
小さめの輪っかのバタフライ・ノットの完成です。
裏から見た感じ。
これを1本のロープに何個も作るとデイジー・チェーン(ハンギング・チェーン)っぽい物を作ることができます。
カラビナやシェラカップ、カトラリーなどをぶら下げてキャンプ気分を盛り上げてください❗️
動画でもバタフライ・ノットの結び方をご紹介しております。よろしければどうぞご覧ください。
バタフライ・ノットの結び方をご紹介しましたがいかがでしたか⁉️最後にご紹介したように1本のロープにいくつか輪っか作ってカラビナやカトラリーなどをぶら下げて、テントやタープに結べば自家製デイジー・チェーンの出来上がりです❗️